Welcome


横浜教区 第24期 信徒神学校 へのお誘い

第24期コースご案内





教 区 よ り

信徒神学校第24期開講のご案内

                 横浜教区信徒神学校 校長 マルコ 平岡 義和

  
9月には新主教が誕生し横浜教区も新たな歩みをはじめることになります。それに合わせて、信徒神学校も第24期を開講いたします。常にお支えくださっている聖職、信徒の皆さまに心から感謝申し上げます。
  第24期も、3人の講師にお引き受けいただき、新約聖書、旧約聖書、古代教理に関する講座を開くことができます。担当講師によるご紹介をお読みになって、ぜひとも多くの方々に受講していただければと、スタッフ一同願っています。
渋澤一郎主教が記されているように、2月のスクーリング時に開催する特別講演の講師を受けてくださっていた菊田米子さんが急逝されました。魂の平安をお祈りしたいと思います。現在、新たに「み言葉の礼拝の意義と構造」をテーマにした講演を予定し、準備を進めているところです。信徒神学校の現チャプレンである入江修司祭からも、教区として取り組むべき重要なテーマだとの言葉をいただいています。よき講師を得て、開催できるよう努力したいと思っています。 

                          (静岡聖ペテロ教会信徒)  


信徒神学校のお勧め  
                        主教 イグナシオ 入江 修


横浜教区の皆様の上に主の平和がありますように。
異常気象のせいでしょうか、暑い日が続いたり豪雨になったり不順な天候が続いていますが皆様におかれましてはお変わりなく教会生活にお励みのことと思います。
さて、今年も第24期の信徒神学校が開講されます。今年は渡部明央司祭が使徒言行録を通して教会の発展を考える講座を、小林進司祭は旧約全般からトピックを切り出して学ぶ講座を、吉川智之司祭は古代教父や異端に関する教理についての講座をそれぞれ用意していてくださいます。いずれも大変興味深い講座です。
このように信徒神学校が開講され、学びの時が与えられているということは素晴らしい限りです。どうぞ十分にご活用されますよう願っています。どうぞ皆様ふるって受講されますようお勧めいたします。  


講師から一言

(1)新約聖書 〜使徒言行録〜                             司祭 ダビデ 渡部 明央
 使徒言行録は、第1章で主イエスさまの昇天、第2章で聖霊降臨の出来事を記していますが、その後は、イエスさまの弟子たちがいかに福音を各地に広めていったかが語られています。エルサレムを中心とした、ペトロやヨハネたちの働きから始まり、パウロやバルナバなどによる異邦人世界への伝道。それらを通し、福音がエルサレムから異邦人世界へと広まっていく過程が述べられています。
また、使徒言行録には、弟子たちの集団が次第に組織立って行く様子も記されています。財産を共有しながら生活をしたり、弟子の数が増えて、ギリシア語を話すユダヤ人とヘブライ語を話すユダヤ人たちが衝突したりと、最初期の弟子たちの集団の様子が伺い知れます。
 本講座では、どのように福音は各地へ広まっていったのか。また、最初期のイエスさまの弟子たちの集団はどのようなものであったかを中心に学んでいきたいと思います。
使徒言行録特有の豊かさを見つめ、ご一緒に親しんでまいりたいと思います。    
                           (市川聖マリヤ教会牧師)
(2)旧約聖書 
                             司祭 パウロ 小林 進
 旧約聖書は、古代西アジアで広く流布していたセム語族のひとつアラム語のアルファベットを用いて、同じセム語族のヘブライ語で書かれている。かなり大雑把な類比ではあるが、漢字が中国伝来なのか、韓国を経由して伝えられたのか定説はないとしても、その漢字を用いて日本最古の歴史書『古事記』が書かれた事情と似てなくもない。しかし、中国語と日本語が文章の構成(syntax)や動詞・名詞の用法で大いに異なるように、アラム語とヘブライ語の間にも同様の事情がある。実際、旧約聖書は、後にアラム語を話すようになったユダヤ人のために、『タルグム』(「解釈」の意)と呼ばれるアラム語に翻訳されているのだが、これがなかなか手ごわく、ヘブライ語の文法知識のみではにっちもさっちも行かない。また、一口にヘブライ語と言っても、考古学によって発見された断片的な陶器片や石碑に見られる文字、あるいは現存する写本などを手掛かりに、時代や場所によって分類すると、相当多岐にわたり、「古ヘブライ文字」、「サマリア文字」、「古アラム文字」、「アラムーヘブライ文字」などに分類される。これに、1947年に発見された死海写本のヘブライ文字が加わり、その一部は紀元前3世紀にまで遡り、古文書[古字体]学(paleography)と呼ぶ領域の専門家がなおなお鋭意研究中である。死海写本の中には、たとえば代表的なものとしてサムエル記のように、今日原典と呼ぶ旧約聖書とは異なる本文(テキスト)を持つものが少なくなく、旧約聖書が決して一枚岩でなかったことを物語っている。現在、われわれが目にすることの出来る完全な最古の旧約聖書の写本は、ロシア(旧ソヴィエト連邦)のペテルスブルグ(旧レニングラード)図書館所蔵の紀元後12世紀初頭の『レニングラード写本』であり、四角文字(square caracter)と呼ばれる書体で筆写されており、見やすく読みやすく、今ではドイツのシュタットガルトで『シュタットガルト版』(Biblia Hebraica Stuttgartensia)として出版されている。因みに、ここ数年は同じくシュタットガルトで、ドイツ聖書協会(Deutsche Bibelgesellschaft)によって、『ヘブライ語聖書第五版』(Biblia Hebraica Qinta)として、校正を済んだものが分冊で発行されており、古代語に堪能なアンソニー・ゲルシュトン(Anthony Gelston)が編集の責任を負っている。わが国でも、翻訳新たになった『聖書 聖書協会共同訳』(Japan Bible Society Interconfessional Version)が今年末に刊行される予定であり、筆者もこれに携わって6年半の年月を費やした。今回の旧約聖書の学びは古代語訳を対象とするものではないが、旧約聖書が文字と言葉によって書かれたという事実は紛れもなく、できればその点に意を注ぎながら学びを進めたい。現在、次の六つの問題に言及しようと考えている。1.旧約聖書の詩の特徴である並行法 2.エレミヤ書成り立ちの不思議 二つの版 3.アモス、ホセア、イザヤにおける「新月祭」への言及 4、コへレトの言う「むなしさ」(ハベール)と生活苦 5.ヘブライ語旧約聖書を記し、伝えた書記たちが残した「注意書き」であるマソラについて 6.ヘブライ語旧約聖書と、その古代訳である『セプトゥアジント』(七十人訳:ギリシャ語訳)、『ペシッタ』(「平易な」の意:シリア語訳)、『ウルガタ』(「一般的」の意:ラテン語訳)、『タルグム』(アラム語訳)について ところで、日本聖公会の神学教育における聖書研究は壊滅的に立ち遅れており、聖公会出版を失った現状とあわせて、憂えるところ少なくない。なお、聖書の勉強に関心のある方は、ナザレ修女会を会場に毎月行われている「ナザレ研修会」のホームページnazareseminar.wixsite.comをご参考に。 
                                 (退職司祭)

(3)古代教理史入門
         司祭 バルナバ 吉川 智之
今回初めて講座を担当することになりました。信徒神学校の講師は初めてになりますので、皆さんよろしくお願いいたします。今回私は古代キリスト教の教理史を皆さんと共に学んでいこうと計画を立てています。聖公会において何かを制定する物事の基準となり源泉となるのが聖書と伝統と理性であると言われています。伝統とは主に古代教会の教父(church father)の著作が主たるものとされています。英国国教会は中世においてローマ教会が許してきた様々な聖書に基づかない慣習を廃しながら、聖書には明確ではないが教父たちを通じて古代教会において示され普遍的に共有された教義と信仰を「教会の伝統」として受け継ぎました。ですので、聖公会において信仰を学ぶためには聖書の学びと共に古代教会の歴史と教父たちの教えを併せて学ぶ必要があります。この講座では古代のキリスト教の教理がどのような背景の元に生まれ、そしてどのような形で信じられ、また排されるようになったのかを学んでいきます。皆さんにはテキストを読んでいただきまして、その内容に沿った感想を送っていただき、皆で感想を共有する形で講座を進めようと考えています。皆さんの信仰と古代のキリスト教教父や異端者たちの信仰を照らし合わせて、自分の信仰が歴史的にはどのような信仰になるのかを教理史という地図の上でマッピングする作業をお手伝いするのがこの講座の私の役割であると思っております。私自身、古代教理史を受け持つには力不足であることは重々承知しておりますが、お役に立てますように頑張ってみたいと思います。    
                          (館山聖アンデレ教会牧師)




10月1日 開 講

期  間:2018年10月1日~2019年5月31日

講座形態:1か月に1回(全6回)講座テキストを送付します。
     レポートを返送する通信方式です。
        3回以上のレポート提出をお願いいたします。

スクーリング:期間内に開催。第24期は2019年2月16日(土)に開催の予定

受講料:1講座 6,000円

     テキスト代、発送費、スクーリング代を含みます。
     レポート送料は受講者負担となります。

受講申込:現在申込受付中です。
       「信徒神学校受講申込書」で申し込んで下さい。
       各教会に申込書が置いてあります。牧師に伝えて下さい。

       もしくはFAX・メールにて必要事項を記入し下記へお送りください。

  〒221-0852 横浜市神奈川区三ツ沢下町14-57

      横浜教区教務所内 信徒神学校事務局

  TEL:045-321-4988 FAX:045-321-4978

  E-Mail:shuumu.yokohama@anglican.jp

申  込:現在受付中ですが、始まりましても期中からでも受講出来ます。


費用支払:申込を頂きますと受講料のご案内と郵便振替用紙を送ります。
     郵便局より振込んで下さい。

信徒神学校スタッフ

校長          マルコ  平岡 義和
チャプレン   
教育主事    司祭  サムエル 小林 祐二


スタッフ           

ジュリアン 中村 茂   ペテロ  高橋 紀道

セシリヤ   富安 厚子  クララ  八木 緑